haldaneのウィスキー日記

シングルモルトを中心に酒と食を記して行く

まだ三越があってほっと一息

墓参後、汗だくになりながらようよう三越までたどり着いて、あの裏小路のアクリル製入口から入店。何と、あのアクリル製小屋まで冷房が入っている! 昔はただの雨よけだったと記憶している。
その三越も2020年に閉店となり、川向うの伊勢丹に経営集中するとのこと。
小林デパートが三越に変わったのは1980年で、当時の新聞などは新潟古来の資本が消えてしまう、とちょっと否定的であったが、さすが三越の資本投下は半端ではなく、目も眩むような新生デパートに仕立て上げてくれ、大いに古町、いや新潟全体を盛り上げてくれたと思う。そしてさらに、斜向こうの繁栄を見たもう一つのデパート大和(石川県金沢系の資本)が、見た目そっくり中身もそっくりに改装し、巨大デパート二つが出現することになった。以来、二十年くらいは順風満帆に発展していたと思う(自分は在住では無かったので良く分からんが)のだけれど、みんな、安物の衣料品を買うようになってしまったせいか、流行らなくなったらしい。そしてネットの出現と隆盛である。
昨年九月の日経の記事で、篠田昭新潟市長(当時)は、

「社会環境が大きく変化しているほか、ネットが非常に好まれている」として、撤退に一定の理解を示した。一方で「覚悟していたことが起きた」と率直な感想を述べた。

と言うコメントを残している。

1978年に母が亡くなり、その後、S叔母が三越でごちそうしてくれたり、いろいろ買ってくれたりした良い想い出がいっぱいある。